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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への心構え(保健管理センターより)

学生の皆さまへ

 コロナウイルス感染症(COVID-19)が全国に広がっているため、4月16日に緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大することが正式に決定されました。そのため、皆さまには、在宅での学習、「自分自身の意志で、自らの行動を変え、感染症に立ち向かうのだ」という主体的な行動変容 (3密を避ける、居酒屋など店員の接客がある飲食店でのバイトを極力自粛する、カラオケ・ライブハウスなどへの出入りをしない、ジム・卓球など激しい呼吸をする室内運動をしないなど)などをお願いしている現状です。

 春から夏までの予定を手帳に書き込み、2020年はどんな一年になるのかと心わくわくされていたと思います。しかし今では、COVID-19まん延のため、楽しみにしていた行事が無くなり、悲しい思いをされている方がいらっしゃることだと思います。

 もちろん、「友達と出かけたい」とか、「時間があるのに外に出ないなんてもったいない」と思う気持ちはとてもわかります。しかし、皆さまの工夫や協力次第で、新型コロナウイルスの流行を終息できる可能性は大いにあります。若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いです。でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます。

 今まで学生生活やアルバイトで忙しかったという人は、在宅時間が増えることで、普段、見えなかったことが見えてきたのでないでしょうか?そして自分自身についてゆっくり考えることができるようになったのではないかと思います。毎日のようにバイトをしていて学業に専念できていなかった人は、この時間を活用して勉強に充てられます。時間がある時こそ、その時間を自分のステップアップのための準備期間だととらえれば、家での時間も有意義なものになるのではないでしょうか。

 沖縄・八重山群島の一つに長生き村として有名になった竹富島があります。500年くらい前に西塘という代官がいて善政を施しました。とくにこの人は家の内外、道路までも清潔にすることを勧め、汚水や水溜まりをなくさせました。そのおかげで、島中、どこを歩いても掃き清められた感じで、路には箒目が歴然とみられるようになりました。戦前に八重山諸島はマラリアに悩まされ、廃村も出たくらいだったようです。しかし、竹富島だけは西塘の教えを忠実に守ったために、蚊の発生もなく、マラリアが発生しませんでした。

 COVID-19対策で呼びかけられている手洗い・うがい・洗顔の徹底にも、感染拡大への不安が広がる重苦しさを切り替える意味があります。地道な方法ですが、一人一人が励行する効果は大きいと思います。長い時間を過ごす家が散らかっていると、気持ちも滅入ってしまいそうです。部屋の汚れは心の乱れとも言います。逆に、キレイな部屋はポジティブな気持ちにしてくれます。清潔にする行為は新型コロナウィルスを振り払うように感じませんか。衛生的にすることが、この苦境に立ち向かう一つの心構えではないかと考えています。

保健管理センター    
秦 幸吉、福島 加菜美