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3密+大きな声(飛沫が多く飛ぶ)(保健管理センターより)

学生の皆さまへ

 7月から一部対面授業、実習、演習が始まります。それにあたり、注意していただきたいことがあります。

 報告によれば、これまで新型コロナウイルス感染が確認された場に共通するのは、(1)換気の悪い密閉空間 (2)人が密集していた (3)近距離での会話や発声が行われた。という3つの条件が同時に重なった場です。つまり、クラスター(集団感染)が起きやすい「3密」(密接、密集、密閉)です。しかしこの3番目の「密」は、人と人の距離が近い「密接」を単純に意味していなく、「会話」が発生すると言う「条件付き密接」です。米国もコロナ対策の中核である米疾病対策センター(CDC)が5月に、「接触感染は主な感染ルートではないと考える」と発表し、飛沫感染が主と示唆し、ガイドラインを変えています。欧州でいち早くロックダウンを解除したドイツはすでに公共交通機関や店舗内で、英国でも公共交通機関でのマスクの着用が義務となっています。接触感染は頻回の手洗い励行によりかなりの確率で回避できます。

 日本ではクラスターは「大きな声を出す」状況で発生しています。「新年会」「スポーツジム」「剣道の道場」、そして「夜の歓楽街」です。人と人とがひざを突き合わせたような状態で「ワイワイガヤガヤ」と盛り上がる状況で多いです。スポーツジムでも運動量と呼吸量が多く、声も一緒に出すプログラムでクラスターが発生しています。したがって、リスクが高いのは「3密(密接、密集、密閉)」でなく「3密+大きな声(飛沫が多く飛ぶ)」です。スーパーの従業員休憩室や、コールセンターでクラスターの発生が国内外で発生していますが、これらの事例を詳しく見ると、食事をしながら対面で30分の会話が行われているなど、必ずしも大声ではなくても、会話が比較的長い時間、間近で「継続」した場合に集団感染が発生していました。朝の満員の通勤電車、パチンコ店で未だクラスター発生の報告がないのは、3密に大きな声(飛沫が多く飛ぶ)が伴わないからだと考えられます。ただ、帰宅時の通勤電車はこれから、酔っぱらった帰宅者が増えてくると思われますので、大声により飛沫が多く飛ぶ可能性が高まりますので注意が必要です。

 皆さんに注意していただきたいのは、実習の休憩室、更衣室ではもとより、学内でも対面での大きな声での会話を控える、食事は対面を避けてなるべく黙って行う、食事以外の際には必ずマスク着用、頻回の手洗い励行などです。特に 「3密+大きな声(飛沫が多く飛ぶ)」が揃うと、その中に不顕性感染者が一人でもいたら、一気にクラスター発生の危険性があることを十分承知していただくことをお願いします。もう一つ忘れてはならないのが、目からの飛沫感染です。できることなら、 実習・演習中は眼鏡着用をお願いします(屋外ではこの時期いつも眼鏡着用が望ましいです)。飛沫はほとんど正面から来ますので、かなり予防できます。

保健管理センター
秦 幸吉、福島 加菜美