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緊急事態宣言再発令(保健管理センターより)

学生の皆さまへ

保健管理センター    
秦 幸吉、福島 加菜美

 長期休業期間のため実家にお帰りの方々もおられると思いますが、皆さまの地域では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況は如何ですか?山陰地区でも年末から連日(2021年1月8日現在)、新型コロナウイルス感染者が発表されるようになり、このウイルスが全国にまん延してきているように感じられます。そんな中、ご承知のように2021年1月8日に東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県を対象地域とした緊急事態宣言が再発令されました。

 今回の緊急事態宣言では基本的対処方針の一つに飲食に関する項目があります。飲食店の利用については、1月6日に清原学長から皆さまに留意事項が配信されていますが、政府の分科会では感染対策の「急所」として、 飲食の場での感染リスクを下げること が重要だと指摘しています。

 飲食の場への対策が重視される根拠の1つとなっているのが、アメリカ・スタンフォード大学などのチームが去年11月にイギリスの超一流科学雑誌「ネイチャー」で発表した論文です。アメリカの主要都市を対象に、昨年3月から5月までの、およそ9800万人の携帯電話の位置情報のデータを使って、どんな場所で感染拡大が発生しやすいのか、数理モデルによる分析を行いました。 その結果、感染リスクの高い場所の筆頭は断トツで「レストラン」でした。そのあとに「スポーツジム」、「カフェ」、「ホテル」などが続きました( https://doi.org/10.1038/s41586-020-2923-3 )。

 さらに、今、国内では保健所の懸命の努力にも関わらず、感染拡大に伴ってリンクの追えない感染者数が増えており、 活動的な若い世代に多い軽症者・無症状者などを介した感染など見えにくいクラスターが増加している可能性があり、これが飲食の場ではないかと考えられています。 人が集まって飲食する場所や機会があると感染リスクは高まると考えられます。食事をする際には、どうしてもマスクを外すこと、会話が増えること、それに、特に飲酒を伴う場合は声が大きくなったり、感染対策が不十分になったりしてしまうのではないでしょうか。

 感染症の流行に際しては、個人個人のすること・しないことが、自分だけの話ではなくなります。 一人一人の行動の積み重ねが社会全体に与えうる効果は大きいと思います。お互いに助け合いの精神を持って、しっかりした慎重な行動を行っていきましょう