大学院看護学研究科看護学専攻高度実践者養成コース診療看護師(NP)プライマリ・ケア領域を開設します

1.概要
 医療施設や在宅などにおいて、医学的知識を深めることで患者の症状を的確に判断してケアができ、さらに医師の包括的指示のもと手順書に従って、特定の医療行為を行うことができる診療看護師(NP)の養成課程を、令和2年4月に当学出雲キャンパスの大学院看護学研究科に開設をします。
 診療看護師(NP)は臨床経験を5年以上積んだ看護師が、大学院で2年間特定行為研修を含んだ専門教育を受け、日本NP教育大学院協議会(大分市)が行う「NP資格認定試験」に合格することで認定を受けることができます。
 現在、診療看護師(NP)の養成課程は全国で10校あり、 中国・四国地方では初めての養成課程になります。
【参考】
「特定の医療行為とは」
 診療の補助であって、看護師が手順書により行う場合に、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされるものとして厚生労働省症例で定められている21区分38行為のものをいう。
2.内容
 高齢化と人口減少が進む中、中山間地域・離島などの医師不足を補い、地域医療に対応できる診療看護師(NP)の養成を目指します。2年間で基盤科目と専門科目の計55単位の取得が必要で、特定行為研修を含んだ内容になっております。
 特定行為研修の「共通科目」では、放送大学大学院のeラーニングを導入し、 自宅や職場からもインターネットを利用して受講することができます。 また、実習に関しては、島根県内の病院で行います。
3.特定行為区分について
 当学大学院で修得できる特定行為区分は、以下の8区分12行為です。

呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連   気管カニューレの交換
 ろう孔管理関連  胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
 膀胱ろうカテーテルの交換
 栄養に係るカテーテル管理
(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理関連)
 末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入
 創傷管理関連  褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連  持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
 脱水症状に対する輸液による補正
 感染に係る薬剤投与関連  感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与
 血糖コントロールに係る薬剤投与関連  インスリンの投与量の調整
 精神及び神経症状に係る薬剤投与関連  抗けいれん剤の臨時の投与
 抗精神病薬の臨時の投与
 抗不安薬の臨時の投与

日本NP教育大学院協議会について
https://www.jonpf.jp/
特定行為に係る看護師の研修制度 |厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077077.html