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看護連携型ユニフィケーション事業学習会を開催しました(8)

 島根県立こころの医療センター若松病棟は児童思春期の病棟で、発達障がいのある患児の入院が多くなっています。勤務交代により初めて児童思春期病棟の勤務となる看護師もあり、関りに苦慮することがあります。そこで発達障がいの特性を理解し、治療的な関りを築いていくことを目的として、平成30年9月7日に島根県立こころの医療センターにおいて、看護連携型ユニフィケーション学習会を開催しました。島根県立大学出雲キャンパス高橋恵美子准教授と、島根県立こころの医療センター野村恵副看護師長が中心となり学習会を企画、実施しました。

 研修参加者は、こころの医療センター若松病棟看護師5名でした。テーマは「発達障害と看護」で特に思春期に焦点をあて講義を受けた後、実際の看護の中での関わり方について話し合いを行いました。

 講義の中で、 児の言動・態度は一つの表現で氷山の一角であり、その背景には大脳の実行機能の働き(障害)と認知(感覚・思考・記憶)の特性が関与しており、そのため、看護師は知識とイマネジネーションで児の行動を理解する捉え方が必要であることや、思春期は、それ以前の叱られる体験やいじめから自尊心が低下し、二次障害としての暴力や引きこもり、また異性関係のトラブルが顕在化してくること、愛着の問題を抱える児も発達障害と似た様相を示してくることがあり、思春期の支援として、①無気力・こだわり②禁止事項③約束指導の3項目について具体的な関わり方について学ぶことができ、児にとって生活全体をわかりやすくすることが必要で、場面に応じて一人一人の特徴を捉えた上で「どこで、いつ、何を、いつまで、どれくらいの量、どんなやりかたで、どうなったら終わりなのか、次に何があるのか」と構造化を行うことが効果的であることを学びました。

 現在病棟の80%が思春期の児であり、講義の後、実際に看護していく中での困りごとについて話し合い、治療的な関わりについて考えることができ「現場での困りごとを多く質問でき参考になった」「部署異動して間もないため勉強になった」等の意見があり、アンケート結果からも満足度の高い研修となりました。今後も、今回学んだことを参考にして、思春期を背景とした発達障がい児の特性を理解し、一人一人の患児にあわせた看護を行っていきたと思います。