教職課程 

教職課程 

(1)教員養成に対する目標及び計画に関すること
(2)教員養成に係る組織・教員に関すること
(3)教員養成に係る授業科目及び年間の授業計画に関すること
(4)卒業者の教員免許取得状況に関すること
(5)卒業者の教員への就職の状況に関すること
(6)教育の質向上に係る取組に関すること
 
(1)教員養成に対する目標及び計画に関すること

 本学の教職課程は,そのカリキュラムを通じて,本学が育成を目指す幅広い市民的教養と高度の専門知識,豊かな人間性と倫理観を有するとともに,主体的に問題を発見・整理・解決し,現代社会の諸分野において着実に貢献できる人材を育成するものである。さらに,教育に対する崇高な理念や教育者としての使命感,児童・生徒の発達や学習過程に関する専門知識,教科指導や生活指導の専門的スキルなどを身に付けることによって,今日の教育現場に求められる教員を養成することを目指すものである。

◆人間文化学部保育教育学科の教員養成に対する理念,設置の趣旨
  [幼一種・小一種・特支一種(知・肢・病)]
 保育教育学科は,初等教育と幼児教育の高度な専門性を持ちつつ,地域の様々な環境に置かれた子どもや障害のある子どもに対応できる高い実践力を備えた教員を育成するため,幼稚園教諭,小学校教諭,特別支援学校教諭の教職課程を設ける。幼稚園教諭あるいは小学校教諭の免許を基礎免許としながら,特別支援学校教諭の免許も取得可能とし,幼・保,小・幼のように教育の連続性に視点を置いた教育課程及び児童生徒一人ひとりの教育ニーズに応じた指導・支援に視点を置いた教育課程を編成し,真に現場で求められる教員を育成していく。

◆人間文化学部地域文化学科の教員養成に対する理念,設置の趣旨
  [中一種 (国語)・中一種 (英語)・高一種 (国語)・高一種 (英語)]
 本学科で教員養成を行う意義は,国語・英語の教科に関して教職に求められる専門性を身に付けるだけではなく,地域の文化や歴史についての実践的な学びを通して自らが体験した地域の魅力を発見する知的な面白さや,それを国内外に向けて発信することで得られる学びの手応えを,教育現場で活かし,還元していくことにある。国語・英語の各教科の教育の中で,地域の文化や歴史を教材として取り込み,地域が持つ豊かな文化的資源を生徒に発見させ,自分のことば(日本語・英語)で他者に伝える一連の学びを実践する。こうした教育を通して,生徒の中に地域への愛着と誇りが育まれていく。これはとりもなおさず,地域文化学科の学びを通して培われる「地域の文化に愛着と誇りを持ち,文化を活かした地域づくりに貢献しようとする姿勢」を教育の場で発揮することであり,国語や英語の教科の教育を通して,地域文化を次世代へ継承することに繋がる。

◆短期大学部の教員養成に対する理念,設置の趣旨
 [幼二種]
 保育学科は,保育,幼児教育,福祉に関する専門的知識・技術及びこれらを支える深くて幅広い教養の修得をとおして,地域社会から求められる多様な要請に応え得る,高度な専門性と豊かな人間性を兼ね備えた保育士及び幼稚園教諭を養成することを目標とする。

(2)教員養成に係る組織・教員に関すること

 教職センターは、島根県立大学及び島根県立大学短期大学部における教職課程の一元的な管理を行い、全学における教職課程の効率的・効果的な実施及び質の維持・向上を図るために設置しています。

<松江キャンパス 教職センター>
〇センター長:時津 啓(人間文化学部保育教育学科)
〇幼稚園教員・保育士養成担当:小山 優子 ・ 矢島 毅昌(人間文化学部保育教育学科)
〇小学校教員養成担当:齊藤 一弥 ・ 高橋 泰道(人間文化学部保育教育学科)
〇特別支援学校教員養成担当:内山 仁志 ・ 水内 豊和(人間文化学部保育教育学科)
〇中学校・高等学校(国・英)教員養成担当:田中 芳文 ・ 古賀 洋一(人間文化学部地域文化学科)
〇短大部幼稚園教員・保育士養成担当:宮下 裕一 ・ 小林 美沙子(短期大学部保育学科)
〇教職センター付き特任教員:青山 啓子 ・ 赤木 寛子 ・ 坂根 千歳

教員紹介new_window

教職センターのページはこちらnew_window

(3)教員養成に係る授業科目及び年間の授業計画に関すること

◎教科及び教職に関する科目
 ・教科(領域)及び教科(保育内容)の指導法に関する科目
 ・教育の基礎的理解に関する科目
 ・道徳・総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導
 ・教育相談等に関する科目
 ・教育実践に関する科目
 ・大学が独自に設定する科目

◎特別支援教育に関する科目(特別支援学校教諭一種免許状取得者のみ)

◎教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
 「日本国憲法」「情報機器の操作」など,全ての教員が備えるべき基礎的な教養に関する科目群

※「教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目」は,免許状を取得しようとする科目や校種に関係なく8単位を修得しなければなりません。その他は,取得しようとする免許状によって単位数が異なります。

教職科目
 

※科目の授業方法及び内容,授業計画についてはシラバスをご参照ください。
   ・人間文化学部 保育教育学科new_window
   ・人間文化学部 地域文化学科new_window
   ・短期大学部   保育学科new_window

(4)卒業者の教員免許取得状況に関すること

 →卒業者の教員免許取得状況データ

(5)卒業者の教員への就職の状況に関すること

 →卒業者の就職状況データ
 

(6)教育の質向上に係る取組に関すること

≪教職課程の履修支援≫
 保育職・教職を希望する学生を対象に履修ガイダンスを実施します。また、在学期間を通して学生一人ひとりの学修状況を細かく把握し、履修カルテを用いた丁寧な指導を行います。

≪保育実習・教育実習等の支援≫
 免許・資格の取得のためには、保育・教育現場の実習が必要です。大学で学んだ知識や技術・方法を活用しながら、乳幼児や児童生徒の児童生徒の理解を深め、保育者・教育者の使命や心構え、実践力を身につけます。教職センターは、実習先との調整や密な連携を図り、学生の主体的な学びをフォローします。

教職センター活動報告
 専門スタッフによる教職進路相談に応じます。また、保育士採用試験・教員採用試験に向けて、試験対策セミナー(教職教養・専門教養対策、面接・小論文対策)や模擬試験を開催し、学生の就職を全面的に支援します。



 

司 書 課 程 

 学校図書館の専門的な職員である学校司書は教育指導の支援など今後の学校教育に欠かせません。従来の図書館司書、司書教諭に加えて本学科では3つの図書館情報学系の資格がそろいました。実際に司書として経験をもつ教員がそろっており、理論と実践をバランスよく学ぶことができます。
 なお、1年間の履修単位数に上限があるため、図書館司書と司書教諭の同時履修はできません。
図書館実習
公共図書館において約2週間にわたり、実際の図書館業務を体験します。大学における講義や演習で得た知識や技術を現場の図書館で実践します。
学生さんにとっては大きなチャレンジですが、この経験をもとに図書館司書としての力をつけることができます。
市民社会と図書館
図書館の基本的な機能や役割を知ることで、市民社会においてなぜ図書館が必要なのかを、自分の言葉で説明できるようになることを目指します。
 
情報サービス論
レファレンスサービスの理論と実践、SNSによる情報発信など社会の変化や技術の進歩に対応した新しい情報サービスを模索し、学生の皆さんと考えていきます。

 

おすすめの資格取得のパターン
1.図書館司書
2.図書館司書+学校司書
3.司書教諭+教職課程