キャンパスの動き(出雲キャンパス)
令和6年度 障がいのある学生の修学支援のための研修会
テーマ
第1部 聴覚障害学生への理解を深める
第2部 聴覚障害をもつ看護学生への演習・実習支援
令和6年8月27日(火)に令和6年度障がいのある学生の修学支援のための研修会を開催いたしました。今回のテーマは、第1部「聴覚障害学生への理解を深める」 第2部「聴覚障害をもつ看護学生への演習・実習支援」で、第1部は浜田キャンパス・松江キャンパスの教職員の方々にもご参加いただきました(参加者:第1部37名、第2部29名)。講師は、ご自身も聴覚障害の当事者であり、臨床や研究者としてご活躍の東京大学大学院 経済学研究科特別研究員の栗原房江氏をお招きしました。講義では、聴覚障害学生を取り巻く環境やご自身の体験や研究成果を踏まえての具体的なお話や提言・課題についてお話いただきました。また、情報保障として手話通訳を小林裕太氏(島根大学医学部特任教授)にお願いし、質疑応答等の手話通訳をしていただきました。
参加者の感想には、「聞こえないという状況にはそれぞれ個別性があると思いますが、日本の手帳等の福祉制度は一律の基準があり、本人が障害だと感じ困っていても、そこには該当しない場合には支援から漏れるということを課題に感じました。補聴器や人工内耳に関して詳しく知る機会になり、改めて障害をよく知ることの大切さがわかりました。本人への支援ももちろんですが、情報保障の環境整備を日本ではさらに進めなければならないと思いました」、「大学教育では、大学内のサポートに限らず、今後、大学生活よりもはるかに長い、職業人生に向けて、当事者がどのように適応力を身に付けて行くかも考えながら、すべてをサポートしようとするのではなく、出来ることと出来ないことを、当事者と支援者とで納得の上で、支援を考えていく必要があると思った」、「入学予定の学生に応じて支援が可能な専門性を持つ人材にその都度来てもらうような体制では、必要な支援を継続していくのは難しそうだと感じました」などがありました。また、質疑応答では多くの教職員からの質問や意見があり、このテーマについての関心の高さがうかがえました。
第1部 聴覚障害学生への理解を深める
第2部 聴覚障害をもつ看護学生への演習・実習支援
令和6年8月27日(火)に令和6年度障がいのある学生の修学支援のための研修会を開催いたしました。今回のテーマは、第1部「聴覚障害学生への理解を深める」 第2部「聴覚障害をもつ看護学生への演習・実習支援」で、第1部は浜田キャンパス・松江キャンパスの教職員の方々にもご参加いただきました(参加者:第1部37名、第2部29名)。講師は、ご自身も聴覚障害の当事者であり、臨床や研究者としてご活躍の東京大学大学院 経済学研究科特別研究員の栗原房江氏をお招きしました。講義では、聴覚障害学生を取り巻く環境やご自身の体験や研究成果を踏まえての具体的なお話や提言・課題についてお話いただきました。また、情報保障として手話通訳を小林裕太氏(島根大学医学部特任教授)にお願いし、質疑応答等の手話通訳をしていただきました。
参加者の感想には、「聞こえないという状況にはそれぞれ個別性があると思いますが、日本の手帳等の福祉制度は一律の基準があり、本人が障害だと感じ困っていても、そこには該当しない場合には支援から漏れるということを課題に感じました。補聴器や人工内耳に関して詳しく知る機会になり、改めて障害をよく知ることの大切さがわかりました。本人への支援ももちろんですが、情報保障の環境整備を日本ではさらに進めなければならないと思いました」、「大学教育では、大学内のサポートに限らず、今後、大学生活よりもはるかに長い、職業人生に向けて、当事者がどのように適応力を身に付けて行くかも考えながら、すべてをサポートしようとするのではなく、出来ることと出来ないことを、当事者と支援者とで納得の上で、支援を考えていく必要があると思った」、「入学予定の学生に応じて支援が可能な専門性を持つ人材にその都度来てもらうような体制では、必要な支援を継続していくのは難しそうだと感じました」などがありました。また、質疑応答では多くの教職員からの質問や意見があり、このテーマについての関心の高さがうかがえました。