藤原 映久(ふじはら てるひさ)

藤原 映久(ふじはら てるひさ)

  藤原准教授

職    名

 教授/学科長

研 究 分 野

 社会的養護、児童虐待、児童養護施設等への支援、里親支援
(研究内容を詳しく知りたい方はこちらへ(外部サイト

〇教員メッセージ

  平成24年4月に松江キャンパスに就任する前は、児童相談所で15年間勤務し、非行、不登校、障がい、児童虐待などを要因として、社会生活上の困難を抱える子どもや保護者の支援に当たってきました。今、児童相談所が主な支援の対象とするのは、児童虐待などを背景として家庭で生活することが困難な子どもたちとそのご家庭です。このような子どもたちへの支援の枠組みは、社会的養護と呼ばれますが、家庭で生活できない場合、子どもたちは里親や児童養護施設、乳児院などで暮らしながら、再び家族で一緒に生活できる日々を目指します。
 現在、私は児童相談所と協力しながら、社会的養護の対象となる子どもたちを最前線で支える里親や児童養護施設職員の方々への支援に関する実践的な研究活動を行っています。


〇主な担当授業

・社会的養護I(2年秋学期)

社会的養護とは保護者がいなかったり、虐待などの問題から家庭での生活が困難な子どもたちを社会全体で支えることです。この講義では、社会的養護の理念、歴史、子どもの権利などの基礎な学びに加えて、社会的養護を支える法律、児童福祉施設、専門職などについての学びを深めます。また、児童虐待についてもその分類や現状、発生に関わる要因、支援の原理と実際について学びます。

・子ども家庭支援論(3年秋学期)

現在の日本は夫婦共働きが一般的ですが、家事・育児の負担は女性への偏りが大きいです。また、核家族化や地域における人間関係の希薄化を背景とした子育ての孤立化も問題視されています。多くの子育て家庭が支援を必要とする時代であり、保育士には保護者や家庭への支援が求められています。本講義では子育て家庭を取巻く現状を理解するとともに、保育士が家庭をサポートする上で必要な知識を学びます。