大学憲章
大学憲章
島根県立大学憲章について
島根県立大学は、21世紀をになうべき創造性豊かで実践力ある人材を育成し、教育研究を通して地域の発展に資するため、2007年4月、既存の島根県立大学(浜田)、島根県立島根女子短期大学(松江)、島根県立看護短期大学(出雲)の3つの大学を統合して開学した。
ここに島根県立大学は、従来3キャンパスがそれぞれ歴史的に蓄積してきた成果を継承し、21世紀における新たな飛翔をめざす大学の姿勢を内外に示すため、島根県立大学憲章を定めることとした。
島根県立大学憲章
島根県立大学は、地域の先人である西周が標榜した“「純理の学」から「実践の学」にわたる諸科学の統合”をめざし、各専門領域における研究活動を深め、それにもとづく創造的な教育活動によって、現代社会の諸課題に国際的な視野からアプローチし、また、地域社会の活性化と発展に寄与する人材を養成することを使命とする。あわせて、これまで培った学問的蓄積と学際的ネットワークを活かしながら、「地域のニーズに応え、地域と協働し、地域に信頼される大学」を実現するとともに、北東アジアをはじめとする国際社会の発展に寄与する大学づくりを目標とする。
1.市民的教養を高め、主体的に学び、実践する人材を養成する
島根県立大学は、幅広い市民的教養と高度の専門知識、豊かな人間性と高い倫理観を有し、主体的に問題を発見・整理・解決し、現代社会の諸分野において着実に貢献できる人材を養成する教育の府となることをめざす。
2.現代社会の諸課題に対応した“諸科学の統合”を実践する
島根県立大学は、複雑化する現代社会の諸課題に対処するため、人間と社会に関する専門諸科学を総合的に研究する学問の府となることをめざす。
3.地域の課題を多角的に研究し、市民や学生の地域活動を積極的に支援して、地域に貢献する
島根県立大学は、地域に開かれた大学として、その保有する豊かな知的資源を活かし、個性的で実践的な地域研究を市民や学生と連携しながら推進し、また、地域活動に積極的に参加することによって、地域に貢献する大学となることをめざす。
4.北東アジア地域をはじめとする国際的な研究教育の拠点を構築する
島根県立大学は、今後ますます重要度を増す北東アジア地域、および世界の諸地域との教育的・学術的ネットワークの展開を通じ、国際的視野と豊かな研究蓄積を集約した北東アジアの知の拠点となることをめざす。
5.自律と協同、透明性が高く機能性に優れた大学運営を行う
島根県立大学は、3キャンパスがそれぞれ学生と教職員一体となって独自性を発揮し、かつ、有機的結合を図り、たえず自己検証と改善に努めながら、情報を積極的に公開し、社会や時代の変化に即応できる大学運営を行う。