中井 悠加(なかい ゆか)

中井 悠加(なかい ゆか)

  中井講師

職    名

 准教授

研 究 分 野

 国語教育学、詩教育論、比較国語教育論
(研究内容を詳しく知りたい方はこちらへ(外部サイト)

〇教員メッセージ

 幼い子どもたちは、覚えたての言葉をまるで宝物のように何度もとなえては喜び、言葉で遊びながらその言葉の中にまた新しい発見を繰り返しては弾けるように笑います。そうして世界を認識していく彼らにとって、まさに言葉で表現することそのものが生きることを意味するといっても良いでしょう。けれど私たちは成長するにつれて、まるで魔法がとけてしまったかのようにそんなわくわく感を忘れてしまうように思います。
 少し立ち止まって、言葉を見つめ直してその面白さを思い出し、隣の人と笑い合いながら言葉の可能性を探究する。そんな時間を国語教育の中で、詩創作の授業として、提供することはできないだろうか。それを、日本だけでなくイギリスをはじめとした海外の国語教育(母語教育)の理論と実践に学び、新しい国語教育や詩創作指導の学習指導を開発することに関心があります。


〇主な担当授業

・国語(書写を含む)(2年次春学期)

小学校の児童が身に付けるべき言葉の力はどのようなものであり、教師である私たちはそれをどのように育むことができるでしょうか。そしてなぜそれを彼らは学ばなければならないのでしょうか。読む・書く・話す・聞くという言語活動を使ったワークショップとその振り返りを通して、学習者視点と教師視点を往還しながら学習内容とその意義、指導方法を学ぶことを目指します。        

・初等国語科授業研究(3年次春学期)

教師として、与えられた知識をそのまま受け取りそのまま子どもたちに授けていくだけでは子どもたちの中に学びは生まれません。この授業では、それまでに身に付けてきた教材研究や学習指導案計画の方法を踏まえて、自分たち自身で教材研究をして、自分たちにしかできない単元計画を作成することで模擬授業をつくっていきます。その中で授業分析・授業評価を繰り返すことで、常に授業を改善し続けることのできる力を習得することを目指します。