高橋 純(たかはし じゅん)

高橋 純(たかはし じゅん)

高橋教授(図)

職    名

 教授/学科長

研 究 分 野

 日本語文法・対照文法
(研究内容を詳しく知りたい方はこちらへ(外部サイト)

〇教員メッセージ

 研究対象は、日本語の文法ですが、外国語との比較対照をとおして、日本語を研究しています。日本語の文法が専門だというと、日本人が日本語の文法を勉強する必要があるのですか?という質問をする人がいますが、「雪が降っている」という文が、進行の意味にも完了の意味にも意味がとれるのって、不思議じゃありませんか? つまり、目の前で雪片がひらひらと落ちている情景を見て言うこともできるし、目の前で降っていなくとも、たくさん雪が積もっている光景をみれば、「雪がふっている」とも言えます。こんな現象をどうしたら説明できるかということを研究するのが、大雑把ですが、文法の研究です。
 だけど日本語だけ見ていては、なかなか気づかないこともあります。そこで、外国語の現象を見て、日本語の特徴を考えたりもします。それと、日本語の文法学習を活かして、外国語の学習が楽になる方法はないものかと、みなさんの外国語学習の役に立つようなことも考えています。
 文法というと、嫌いと言う人も多いと思いますが、ふだん自分が何気なく使っている日本語にさまざまな気づきがあるのは、驚きの連続ですよ。

〇主な担当授業

・対照文法(2年次春学期)

みなさんの多くは、外国語というと英語をすぐに思い浮かべますが、世界ではさまざまなことばが用いられています。つまり、英語と比較しただけでは日本語の特徴とは言えません。そんなことで、日本語とはどんな特徴を持ったことばなのかを、英語はもちろんですが、みなさんが第2外国語として習うことば等と比較して、日本語の特徴を見ていきます。

・日本語概論(1年次春学期)

この授業では、高校までで習ってきた日本語の表記について、復習と何故なのかということを考えることを目的としています。そのため、実用的なことも行いますし、また日本語学的な観点から現代の日本語表記について理解を深められるようなこともします。