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2008年1月26日(土)
「実践的北東アジア研究者の養成プログラム」フォーラムを開催します。
“真に「魅力ある大学院教育」”への発展 −
“「魅力ある大学院教育」イニシアティブ”の成果とその定着・発展をめぐって−
平成17年度から19年度にわたり文部科学省“「魅力ある大学院教育」イニシアティブ”が実施され、まもなくその全体としての最終段階を迎えようとしております。 この“「魅力ある大学院教育」イニシアティブ”事業は、今後の大学院には、
大学院教育の実質化(教育の課程の組織的展開の強化)
国際的な通用性・信頼性の向上を通じ、世界規模での競争力の強化を図る
という2点を重要な視点として、教育研究機能の強化を推進し、現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため、大学院における意欲的かつ独創的な教育の取組(「魅力ある大学院教育」)を重点的に支援するものでありました。
“「魅力ある大学院教育」イニシアティブ”にかぎらず、文部科学省のさまざまな大学・大学院教育改革支援事業(GP事業)は、多様な観点から、各箇所における意欲的で独創的な教育の取組を募っております。これに応じて担当者は、意欲的で独創的な教育の取組を構想あるいは実行してGP採択を目指し努力を続けております。
しかし、GP事業は、採択を目指すという目的達成と採択後のプログラム実施という課題消化に全力を傾注する方向に関係者を走らせ、また周囲の興味もこの点に集中することから、採択期間終了後にGPの成果を学内においていかに定着させ発展させるかという点は、広い意味での注目は浴びてこなかったのではないかと思われます。
これを反映して、“「魅力ある大学院教育」イニシアティブ”においては、プログラムの実現可能性だけでなく、その継続性が重視されたことはすでに広く知られるところとなっております。各種GP事業に真に求められるのは、まさにこの「成果の定着と発展」という継続性にあるのではないでしょうか。
島根県立大学大学院北東アジア研究科は、平成18年度に「実践的北東アジア研究者の養成プログラム」が採択され、二年間にわたって所期の大学院教育を実施してまいりました。この過程では、ユニークな取組を実施し一定以上の成果を収めたこともさることながら、いくつかの課題が浮き彫りになりました。これもまた本学大学院教育の将来におけるあり方、言い換えれば、当初設定していた「成果の定着と発展」に大いなる参考となるものと考えております。
島根県立大学大学院北東アジア研究科は、二年間の取組を締めくくるに当たり、“「魅力ある大学院教育」イニシアティブ”に採択された、近隣中国地方諸県所在の大学院がこの事業からいかなる成果をあげ、現在・将来にわたって取り組む「成果の定着と発展」について意見を交換し合い、“真に「魅力ある大学院教育」”をともに展望したいと考えております。
フォーラムのパンフレットと参加申込用紙はこちらです。
島根県立大学学長 宇野 重昭(実施責任者)
島根県立大学教授 井上 治(実施担当者) |
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