北東アジア研究 別冊第3号
人間文化研究機構「北東アジア地域研究推進事業」
島根県立大学NEARセンター拠点プロジェクト「近代的空間の形成とその影響」
第1回国際シンポジウム2016【北東アジア：胚胎期の諸相】
〈総 括〉
〈論 文〉
- 飯山知保「モンゴル・「中国」の接壌地帯としての12-14世紀華北―モンゴル帝国の統治と華北社会の変容―」（pp.11-20）
- 井上治「モンゴル年代記」の成立とその後代への展開の研究」（pp.21-29）
- 井上厚史「朝鮮と日本の自他認識―13～14世紀の「蒙古」観と自己認識の変容―」（pp.31-46）
- 中村喜和「古儀式派ロシア人のユートピア伝説」（pp.47-57）
- 栗生沢猛夫「「胚胎期」ロシアにおける「統治理念」―「ロシアとヨーロッパ」問題について―」（pp.59-74）
- 茂木敏夫「中国的秩序の理念―その特徴と近現代における問題化―」（pp.75-93）
- 岡洋樹「大清国による歴史記述のモンゴル史的文脈」（pp.95-109）
- 都賢喆「朝鮮王朝の朱子学的支配理念と中国との関係」（pp.111-126）
- 韓東育「前近代の日中思想界における「制心」問題」（pp.127-146）
- 柳澤明「17～19世紀の露清外交と媒介言語」（pp.147-162）
