北東アジア研究 別冊第4号
人間文化研究機構「北東アジア地域研究推進事業」
島根県立大学NEARセンター拠点プロジェクト「近代的空間の形成とその影響」
第2回国際シンポジウム2017【北東アジア：胎動期の諸相】
〈総 括〉
〈論 文〉
- 韓東育「清朝の「非漢民族世界」における「大中華」の表現――『 大義覚迷録』から『清帝遜位詔書』まで」（pp.13-50）
- 庄声「東北南海流域における異常気象と救済措置――ダイチン・グルン時代の琿春河流域を中心に」（pp.51-65）
- 唐艶鳳「17～18世紀におけるロシア人の中国観」（pp.67-75）
- 佐々木史郎「清朝のアムール支配の統治理念とその実像」（pp.77-99）
- 森永貴子「1860年代以降におけるロシアと清の茶貿易―モスクワ、キャフタ、漢口を結ぶ流通の視点から」（pp.101-124）
- S. チョローン「ネルチンスク条約における「モンゴル」について：領有と決定」（pp.125-145）
- 蘇徳畢力格「清朝の対モンゴル政策「因俗施治」の19 世紀における遭遇」（pp.147-162）
- 中村篤志「清朝治下ハルハ= モンゴル社会における人の移動と駅站」（pp.163-181）
- 澤井啓一「儒教共栄圏の幻影――十八世紀東アジアの＜ジャポニスム＞」（pp.183-202）
- 黒住真「東アジア18～19世紀・日本の「霊性」」（pp.203-216）
- 波平恒男「琉球人の近代西洋との最初の出会い――バジル・ホール著『朝鮮・琉球航海記』（1818）を中心に」（pp.217-234）
- 石田徹「近世対馬における異国船来着とその対応――対馬宗家文書から考える「北東アジア」」（pp.235-257）
