特色GPフォーラムを開催しました。
特色GPフォーラム
つなぎあい、学びあい、育ちあう
−地域の教育力の活用と生活者中心の看護教育−
3年間の集大成としてフォーラムを開催し,地域を基盤とした看護教育に
関する教育成果や今後の展望を明らかにしました。
開催日時 平成22年3月2日 10:00〜16:30
第2部
社会人基礎力とは何か,社会の要請とは何か,大学教育の特徴は何か,若者になぜ社会人基礎力が不足なのか,大学教育のどこで社会人基礎力がつくか,大学教育はこれから何をしていくべきか,学生と教職員の気づきと実践の重要性という7つの観点から話され、興味深い内容で参加者は熱心に聞いていました。
シンポジウム
座長 吉川 洋子
本短期大学卒業後、保健師・看護師として活躍中の柳さん、野坂さん、本学3年次生の青木さん、また家庭訪問を受け入れている立場の三島さんの4名がそれぞれの立場から実習で得た学びの内容とその学びが今の実践にどのように活かされているかを発表しました。
学びの主要な内容は、「コミュニケーション力の重要性」と「相手を理解する多様な見方」に関するものでした。また、実習を引き受けてくださった地域協力者からは、実習を地域や各家庭でどのように引き受けたか、そしてこの活動への参画が自らにどう活かされたかを発表してくださいました。
意見交換ではフロアとの活発なやりとりがみられました。
講 評
新見公立短期大学看護学科長 教授 古城幸子先生からは、「学生と地域の方々の交流がよく伝わってきた。地域に根ざした大学の価値を高め、その存在意義を発揮する取り組みである」とご講評をいただきました。また、法政大学大学院政策創造研究科 教授の諏訪康雄先生からは、社会とのつながりにおいて「コミュニケーションとは、」「なぜ今コミュニケーションがこれほど言われるのか」について、ご意見をいただきました。
第2部の参加状況
参加者総計:148名
アンケート結果
第2部についてアンケートを取りました。
アンケートは113名から提出を受け、回収率は76.4%でした。特別講演の満足度は「満足」「やや満足」をあわせて94.7%が満足感を持っていた。また今後に役立つかについては、「役立つ」と「やや役立つ」をあわせて93.8%が肯定的に受止めていました。
シンポジウムは、意見交換の意義について「有意義」と「やや有意義」をあわせて91.1%が、今後に役立つかについては「役立つ」と「やや役立つ」をあわせて90.2%が肯定的な回答でした。
「自分が行なった家庭訪問実習の意味をあらためて確認できた」「自分の生き方や人との出会いについて考えることができた」「今学んでいることが、自分にとってとても重要であることが分かり、将来にどのように繋がっていくのかを描くことができた」などの学生からの感想が寄せられました。同様に地域協力者は「自分たちが引き受けてきた家庭訪問実習が学生たちの成長に対してどのような意味があったかを確認できた」と感想がよせられました。