キャンパスの動き(松江)

妖怪たちに会いに・・・

地域文化学科の「日本文化論3(妖怪文化)」の履修生69名が、広島県三次(みよし)市の「湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)(以下、「もののけミュージアム」)」を訪問しました。
本授業は本学短期大学部名誉教授・小泉凡先生(小泉八雲曾孫)によるもので、山陰の妖怪文化の発信者である小泉八雲や水木しげるの妖怪研究の事績にふれつつ、日本の妖怪文化の特性を西洋の妖精文化との比較の視点で学ぶ、本学科のなかでも特色ある授業の一つです。
「もののけミュージアム」は、寛延2年(1749)にまとめられた『稲生物怪録(いのうもののけろく)』の舞台となった備後三次(現在の三次市)に立地し、学芸員である民俗学者・湯本豪一氏の膨大なコレクションを収蔵する、日本初の公立博物館です。訪れた学生たちは、館内に多数展示された、貴重な文書、絵巻、錦絵、装飾品、玩具類など、妖怪に関する史料に見入っていました。

また、植田千佳穂氏(三次市学芸アドバイザー)の講義では、博物館設立の経緯、博物館を中心とした、妖怪文化を活かした地域づくりのお話を聴かせていただき、大変有意義な研修となりました。