地域連携 活動ブログ(浜田キャンパス) Community Blog

3月18日 村山ゼミの学生が「はまだふれあい食堂」に参加してきました!

 3月18日(土曜日)にフードロス対策(村山ゼミ)の活動の一環として、子ども食堂の現状を確かめ、どのようなことが学生たちにできるのか、地域社会は何を求めているのかを考える目的から浜田市国分町にある民宿しまやで行われている「はまだふれあい食堂」に参加してきました。
 村山ゼミのフードロス対策メンバー(4名)は、『社会的孤立状態の人や貧困状態にある子供たちの居場所となる子ども食堂とフードロスを掛け合わせ、“食”から地域づくりを始めよう』という思いから、「子ども食堂」に焦点を当てて実際に活動をしながら課題を見つけ、私たちにできる取り組みを継続的に続けるとともに問題解決に取り組もうとプロジェクトを立ち上げています。
 
 私たちはこれまでプロジェクトの企画の一つである地元の食材を使ったレシピの考案・提案に取り組んできました。今回の「はまだふれあい食堂」では、ボランティアの方々にご協力いただいてレシピを採用していただくことができました。
 浜田市の春の郷土料理である、うずめ飯をメニューに盛り込み、地域の子供たちに浜田市の食文化について知ってもらう機会を提供するとともに、企画を通して私たち自身も浜田市の食文化について学ばせていただきました。
 今回は地域の子どもたちやお年寄りの方々など46人の方へお食事を提供しました。新型コロナウイルスへの対策のもと対面型で実施され、浜田高校からも高校生の方々がボランティアに参加してくださり、いつも以上に賑やかな雰囲気でイベントが開催されました。
 今回のメニューは【うずめ飯、鶏つみれの甘煮、小松菜の和え物、水菜の炒め物、クレープ・タルト】でした。地元の食材にこだわり、小松菜・水菜・ごぼうなど旬の食材を使用しています。浜田市の郷土料理であるうずめ飯は日本五大名飯のひとつに選定されており、ご飯の下のたくさんの具材とわさびが特徴です。質素倹約を強いられた江戸時代に贅沢しているのを悟られないため具材をごはんの底に埋めたという説や、食べるときは伏し目がちにするという習わしからその名前が付いたとされています。うずめ飯は津和野町のイメージが強く、参加者の方々にはうずめ飯が浜田市の郷土料理と知らなかったという声が多くありました。
 
 すべての食材が地元の方や企業の方の協力によって集まっています。また、お食事と一緒にお渡ししたお菓子や保存食等のお土産も、食材同様地元の方や企業の方に提供していただきました。
 対面型での実施に戻った後もイベントの参加者やボランティアへの参加者は増えており、はまだふれあい食堂が中心となった地域の輪・支援の輪が広がっています。
 残念ながら今回は、メンバーの都合が合わず2年生の由留木のみの参加となってしまいました。次回はメンバー全員でお手伝いに行きたいと思います。
 
【由留木のコメント】
 ボランティアや参加者の方々から、「おいしかった」「うずめ飯を初めて食べた」とお声がけいただき、今回レシピを実施することができて本当に嬉しかったです。メニューの考案から当日の調理まで様々な場面でボランティアの方々たくさんの助言やサポートをいただき、成功させることができました。ありがとうございました。
 これからも継続的に参加し、様々な社会活動について学ばせていただきながら活動報告をさせていただきます。
 

(報告者 : 浜田キャンパス 地域政策学部 地域経済経営コース 由留木)