国際関係コース キービジュアル

浜田キャンパス・国際関係学部 国際関係学科 国際関係コース

グローバルな視点で
多文化共生の知恵を紡ぐ

地球規模のさまざまな課題の解決を目指して、自身の問題や関心をグローバルな視点から分析し、
多文化共生のための知恵を編み出せる人を育てます。

INDEX

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MESSAGE MESSAGE

教員メッセージ

佐藤 壮 教授 写真

島根県立大学浜田キャンパス
教授
佐藤 壮

グローバルな視点から
平和と多文化の共存、
北東アジアの未来を構想します

私たちを取り巻くグローバルな課題は、紛争、環境問題、民族問題など、国同士の外交関係だけでは解決が難しくなっています。 個人・NGO・企業・政府・国際機関が重層的に関わり合い、協力・競争・対立など多様な利害関係を調整する知恵が求められます。 そのために、英語と北東アジア言語(中・韓・露)の基礎力を身につけ、政治学、国際関係学、歴史学、地域研究の手法を用いて、 「国際平和のしくみ」、「多文化共生の成り立ち」、「北東アジアの社会の動き」について、理解を深めます。少人数のゼミで切磋琢磨し、 海外留学のチャンスを生かして、グローバルな視点から平和と多文化の共存、北東アジアの未来を構想する意欲を持つ皆さんを歓迎します。

CLASSES

特色ある授業紹介

多文化共生論入門 イメージ写真

多文化共生論入門

国籍、文化、言語、民族などが異なる多様な人々が生きる「多文化社会」における共生とは何かを考察します。 事例紹介では、国内外のマジョリティ(多数派)とマイノリティ(少数派)の間で起きた共生あるいは排除の事例を学び、多文化共生の理念、理論、実践例への理解を深めます。

日朝関係史

日本と韓国・朝鮮との現在の関係を理解するためには、これまで日本と韓国・朝鮮とがどのような関係を築いてきたのかを知ることが肝要です。この講義では、テーマにより古代~現代の出来事や関係する思想などを日本/韓国・朝鮮双方の視点から学びます。

平和学

平和学の基礎的な知識、理論、戦争や紛争の実態、国連や外交交渉による解決方法の事例を学んだ上で、模擬国際会議を実施し、政策決定のプロセスを全員参加のゲーム形式で体験していく、多人数の複合的な参加型プログラムです。

モンゴル文化社会論 イメージ写真

モンゴル文化社会論

モンゴルの牧畜文化や、限りある草原資源が枯渇する前に牧地を変え、乳製品を摂取するといった点で優れた持続可能な生業、自然環境と密接に結びついて生業の上に発達する宗教の在り方など、モンゴルの文化、生活習慣、宗教に関する知識を学びます。

中国外交論

東アジアの地域大国としてばかりだけでなく、グローバル・アクターとして国際社会において存在感を増し続ける中国の外交の展開とその特徴を理解するための方法、それに基づく中国外交に関する基礎的知識を学びます。

ロシア社会論

古代から現代にいたるロシア国家の変遷、それに伴う社会変動、その過程で現れた言説と文化の理解を通じて、ロシア社会を構成する思想と精神を学び、グローバル世界におけるロシアの意義を理解するための基礎的知識を身につけていきます。

地域研究方法論 イメージ写真

地域研究方法論

地域研究は、異文化間の相互理解と共存を推進していく上で、とても重要な学びの手法です。北東アジア地域を広く対象として取り上げながら、地域研究に必須となる現地調査の方法・心得や史資料の活用法を修得します。

国際関係コースに
ぴったりな人物像

ぴったりな人物像 イメージ
  • #将来、グローバルに活躍したい
  • #国際関係や世界情勢などに興味がある
  • #政治学などを学び、外交問題を解決したい
  • #日本をとりまく国の歴史や文化を学びたい
  • #語学スキルを磨きたい

想定される進路

想定される進路 イメージ

○グローバル展開する各種企業
(商社、流通、小売、製造、情報通信、コンサルティング)
○NPO/NGO
○国際交流に関わる公務員
○大学院進学
など

EDUCATIONAL POLICY

教育方針

コースの特色

1

政治学、国際関係学、北東アジア※の地域研究に関する専門科目を学び、グローバル化に伴う複雑化した問題を理解し、解決策を構想する力と、そのために必要な英語と第二外国語を総合的に身につけます。

※中国、韓国、ロシア、モンゴルなどアジアの北東に位置する国々

2

1、2年次に「国際関係概論」、「北東アジア関係概論」などの専門基礎科目で政治学、国際関係学、北東アジアの地域研究の基礎を学びます。

3

1、2年次の「基礎演習」で英語や北東アジア言語(中国語・韓国語・ロシア語から1つ選択)の文献講読を行います。「専門演習」で北東アジアや地球規模の諸問題、世界各地の多文化共生などの個別の研究テーマについて追究し、卒業研究を作成します。

育成する人材像

地球規模のさまざまな課題の解決を目指して、自身の問題や関心をグローバルな視点から分析し、多文化共生のための知恵を編み出せる人を育てます。

3つのポリシーについて

入学者選抜方針
(アドミッションポリシー)

国際関係学部国際関係学科国際関係コースは、国際平和や地球規模の諸課題及びそれらが国内外の社会に及ぼす影響について、自らの問題関心をグローバルな視点から分析し、多文化共生のための知恵を編み出せる人材の育成を目的としています。

教育課程編成・実施の方針
(カリキュラムポリシー)

国際関係コースが掲げるディプロマ・ポリシーに示す能力を身につけることができるよう、つぎの基本的な考え方で教育課程を編成します。

教育課程編成の考え方

  1. 1

    1年次を中心に「基礎教養科目群」を配置し、国際社会の平和的発展を希求し、多文化共生の知恵を編み出す知的素地を培うために、社会科学・人文学・自然科学の「一般教養科目」を履修します。また、情報・統計処理の基礎を学修するために、「情報・統計科目」を履修します。

  2. 2

    アカデミックな外国語活用能力の基盤を修得するために、「語学・多文化理解科目」を配置し、英語及び北東アジア言語(中国語・韓国語・ロシア語)を履修します。

  3. 3

    大学の学修にふさわしい表現力を備えるために、初年次教育の効果を高めるべく、少人数ゼミの 「アカデミックライティング」を必修とし、専門基礎科目との学修上の連携を図ります。

  4. 4

    1年次から2年次を中心に「専門基礎科目群」を配置し、「国際関係学科共通科目」と「国際関係コース科目」における必修科目、選択科目から所定の単位を順次性に従い体系的に履修することで、北東アジアをはじめとした国際社会におけるグローバル化の潮流と、グローバル化に伴う複雑な社会的事象や国内外の課題について学修します。

  5. 5

    2年次後期から3・4年次を中心に配置された「専門科目群」の「国際関係コース科目」の選択科目から所定の単位を履修し、北東アジアをはじめとする世界の政治経済・社会動向・歴史・文化に関わる専門的知識について学修します。

  6. 6

    4年次には、高度な専門的知識を活用して、卒業研究に関わる調査・研究を遂行します。

  7. 7

    全体を通して予習・復習時間を十分に取れるように、履修登録単位数の上限設定(キャップ制)を導入します。

学習内容及び学習方法

  1. 1

    教養教育、専門教育の知識を修得するために、主として講義形式の科目を履修します。

  2. 2

    能動的・主体的に学修する態度を涵養し、異質な意見を持つ多彩な他者とも対話・協働して合意形成を試みる姿勢を身につけるために、すべての学年で演習などの少人数教育を履修します。専門教育科目として2年次に基礎演習、3・4年次に専門演習を配置し、必修科目に指定します。演習では、学生が自ら研究課題を設定し、主体的に調査・研究に取り組んだうえで、研究報告を行い、その内容について他の参加者と議論を行います。

修了要件に関する方針
(ディプロマポリシー)

国際関係コースは、グローバルな視点から多文化共生のための知恵を編み出せる人材として、次の能力を有すると認められた学生に学士(国際関係学)の学位を授与します。

  1. 1

    知識・理解

    1

    社会科学の中でも、とくに政治学、国際関係学、北東アジアの地域研究の専門的知識を体系的に理解できる。

    2

    北東アジアをはじめとした国際社会におけるグローバル化の潮流と、グローバル化に伴う複雑な社会的事象や国内外の課題を、学際的観点から的確に把握することができる。

  2. 2

    思考・判断

    1

    多文化共生や地球規模の諸課題について、錯綜する利害関係者の価値基準や優先順位を整理して課題解決に導く方策を構想する力を身につけている。

    2

    北東アジアをはじめ、グローバル化した国際社会及び国内社会の複雑化した問題について、政治経済・社会動向・歴史・文化に関わる知識を手がかりにして分析的に探究できる。

  3. 3

    態度・実践

    1

    異質な意見を持つ多彩な他者とも対話・協働し、異文化に共感し、能動的に合意形成を試みる姿勢を身につけている。

  4. 4

    技能・技術

    1

    多文化共生や地球規模の諸課題について、適切な学術的方法や専門的視角に基づいて調査、分析、研究を行い、その成果について、他者にわかりやすく論理的に説明することができる。

    2

    英語や北東アジア言語(中国語・韓国語・ロシア語)を多文化共生・異文化理解のツールとして活用する能力を身につけている。

ADMISSIONS

受験生の皆さまへ