2024小説書き出しコンテスト

小説の書き出しコンテスト浜田キャンパス代表作品選考の投票を開始します ※本ページに浜田キャンパス全応募作品掲載中※

6月中に募集していました3キャンパス図書館合同企画「小説の書き出しコンテスト」ですが、浜田キャンパス図書館では5部門計82点の作品が寄せられました!
この中から投票により、3キャンパス全体での決勝戦に進む浜田キャンパス代表作品を決定しますので、下記フォームより投票ください!
投票できるのは、各部門につき1人1票までです。
全応募作品は、図書館内展示または本ページでご覧いただけます。

  投票期間:7月3日(水)9時~7月10日(水)17時
  対 象 : 浜田キャンパス学内者
  投票用Forms:https://forms.office.com/r/znsZUtbSX2
 
【浜田キャンパス全応募作品】
1.ミステリー小説部門
  小説タイトル          ペンネーム      小説の書き出し                      
生きることよりも怖いこと みふ     皆の意見を押し切ってまで自分を貫いたことはあるだろうか。生きるも死ぬも多数決の世界で自分を貫く少女の物語。
霧夜の銃声 K 霧が立ち込める夜、探偵は路地裏の不気味な影を追っていた。突然、銃声が静寂を切り裂き、彼の心に謎を植え付けた。
闇の中の手紙 K バタン!ドアが勢いよく閉まった。彼は暗い部屋に閉じ込められ、手探りで謎の手紙を見つけた。「秘密は闇に」
村を揺るがす闇 K こんなはずじゃなかった。平穏な村で起きた連続殺人事件が、鈴木探偵の人生を一変させることになるとは。
彼女の秘密 K 「この道は正しいのか?」と彼女に尋ねた。彼女は振り返り、にやりと笑った。「さあ、どうかしらね?」
割れた真実 K パリン!ガラスの割れる音が響いた。隣人のKは、倒れている女性と「裏切り者は誰?」というメッセージを見つけた。
イキリ探偵と義経の呪い 蜂葛ウラン 黒田の朝は自慢の髪型を整える所から始まる。鏡に映る自分は理想的なイケイケ大学生だと思え、ふと笑みがこぼれた。
鐘の鳴る館 K 満月の夜、古びた館の鐘が鳴り響く中、探偵は扉を開けた。そこには失踪したはずの少女が血まみれで立っていた。
電話の囁き:人間か、AIか? K 深夜、電話の声が囁いた。「あなたは人間か、AIか?」不気味な沈黙の後、彼は消えた。彼の死体は森で見つかった。
大革命 バルボロッサ3世 あの大事件から早3年。首都「東京」は消滅した。そして、新たな首都「島根」では、井戸端会議が開催されていた。
猿の動物園 墓奈井 結芽 動物園は面白い。様々な個体が蠢いている。おや、この檻は賑やかだな。中で何か叫んでいるが、ドイツ語は不得意だ。
Yへの旅路 墓奈井 結芽 想定外だった。私がYを殺せず、Yに殺されるなんて。薄れゆく意識の中、私は彼を呪った。強く、強く、恨み続けた。
踏みつけられた花 J たった一人の家族である母を殺された一子。全てを捨てて犯人を探す一子と隠された真実。
未解決事件と失った記憶 スピカ 原刑事によるとこの山奥で未解決事件があったらしい。以前、私はこの近くに何か大きなゴミを捨てたが思い出せない。
影の導き K 毎晩夢に現れる謎の女性。彼女の指示に従い、家の地下室を掘ると、そこには自分の名前が刻まれた古い墓石があった。
冷淡な人 清水済 「おはよう」隣で眠る恋人に挨拶して、起床する。彼からの返事はない。まったくもう、相変わらず、冷たいままだ。
ガストロノミーの箱 吉乃マメ 最近彼の様子がおかしい気がする。何か変わったような気配はしない。ただ、彼が"食事"をする所を見ていないのだ。
テセウスの身体(からだ) meiyou 1970年日本で初めて他人の手を患者に移植させることに成功した。
殺人現場 らてぃめりあ 「女の子はね、都合の悪いこと全部忘れちゃえるんだよ!」血塗れた手で僕を撫でる君の笑顔は、無垢な子供のようだ。

2.恋愛小説部門
  小説タイトル ペンネーム       小説の書き出し
熔ける金木犀 蜂葛ウラン 僕らの四畳半から君が去って二年目の夏、来るはずのない封筒が僕宛に届いた。中には手紙と二つの種が入っていた。
Stunning K あなたは“Beautiful”なのではない。“Stunning”なのだ。
ハイド・アンド・シークレット 墓奈井 結芽 この感情は間違いなのです。誰もが気持ち悪い感情と言っています。ですから私の初恋は、絶対に隠し通してみせます。
ひとひと ねむけ。 HRが終わった12月の放課後、結露した窓に相合傘の落書きをする時間を謳歌する。1人は好きだ。
冬の灯火 K 冬の寒い夜、駅のホームで震えていた私に、彼は優しくマフラーを巻いてくれた。その瞬間、心に暖かな灯がともった。
心音の告白 K 「ドキドキ」と高鳴る心臓の音が、彼女に聞こえてしまいそうだった。告白の言葉を飲み込む度に、緊張が増していく。
幸福の世界 K 夕暮れの光が街を赤く染める中、彼の瞳が一瞬だけ私を捉えた。その瞬間、時間が止まり、世界が彼と私だけになった。
静寂のメロディ K 静かなカフェで彼女に出会い、昔の友人に再会したような感覚になった。彼女の声は記憶の音楽のように心に響いた。
ご満悦でろくでもないご縁 meiyou 「今年こそは彼女をつくる」、そう呟くと全財産である一万五十六円を賽銭箱へ放り投げた。
魔王と魔女は、天使と騎士にもう一度だけ会いたい と強く想い過ぎてしまったようだ 墓奈井 結芽 最期に見たのは天使だった。俺は魔王で、悪の象徴で。薄れゆく視界に映る君は綺麗で。平和の幕開けに相応しかった。
白百合は堕ちる。 朴湾パーク 知りたくなかった、こんな感情を抱くなら。理性が欲求と嫉妬で溺れていく。あぁ、叶うなら、純粋だった頃に…。
落花流水、解き流れ。 直江千夜 貴方。覚えてますか?あの夕日を、苺ケーキを、薔薇を。そうね、あなたの真っ赤な顔も。全部、恋の色でしたもの。
私だけのウンディーネ 代返はやめよう! ヘレン・ケラーが水を知った時、きっとこんな気持ちだったのだろう。あなたと初めて会った時に私は心底そう思った。
秋は月盛り 海棚冬ゆいち 秋は月が美しい。まるでそれは、他の星の明かりを消してしまうほど。もちつきの兎は美しい。まるでそれは…。
必罰主義 らてぃめりあ 人を不幸にした人間は必ず報いを受けると信じてきたが、あの子の心を踏みにじった俺は、今だって幸せなままだ。
はる 肉球 季節外れの桜が咲いた。窓の外で雪が舞うように、私の指から花びらが舞う。
幻と初恋 むすかり 夢はもうひとつの人生だ。そこで人は偽りの幸福を愛す。忘れはしない、10年前、幼い僕が初めて恋を知ったあの日。
てぃんだー おがくずマイスター 「綺麗なネイルですね。」「いえ、水虫です。」佐藤正明58歳、恋愛奮闘記である。

3.恋愛(失恋)小説部門
  小説タイトル             ペンネーム         小説の書き出し
薄花色の僕ら S.J そういう訳で、冬という季節を私は好いています。透さんがどう思おうと、私達は確かに男女の仲を嗜んでいたのです。
できれば、触れたい、殴りたい 蜂葛ウラン 「落合でも7割は凡退するんだぜ」とアイツは的外れな慰めを私に浴びせてきた。その優しさが好きであり嫌いだった。
雨のホーム K 雨の中、彼女は駅のホームで待っていた。彼から別れのメールが届き、涙が頬を伝う。彼女の前を電車が通り抜ける。
失望 K 灯りが消えた部屋で、ミホは一通のメールを見つめていた。送信者の名前を見て、彼女の心は揺れ動いた。
雨と愛のリズム K 雨がポツポツと降る中、彼女は僕に別れを告げた。キラキラした彼女の笑顔が、思い出に変わる。胸がズキズキと痛む。
生物学と運命の関係について ががが はじめて会った時、彼からいい匂いがした。人間はどうやら相性が匂いでわかるらしいと聞いた時、運命だと思った。
運動会 清水済 お姫様抱っこされながら、借り物競争のゴールテープを切る。二重の羞恥。お題は、好きな男の子。僕は借り物。
叶わない恋心 清水済 毎週見かける茶髪の彼に恋をした。遠くから見守ることしかできないのが口惜しい。今日もまた、画面の中に彼を見る。
識、折々 墓奈井 結芽 桜舞う空は優しい色をして、暖かい風が私の頬を撫でた。いつだって春は優しくて、それが今は、ほんの少し息苦しい。
幾年の世も夜に爆ぜろ 直江千夜 雪の降る日だった。僕の手は冷たい傘しか握れなかった。心底、胸が痛かった。目も鼻も手も赤くカサついていた。
Gott ist tot. 代返はやめよう! かみさま!ああ、私だけのかみさま!あなたと初めて目が合ったとき、かみさまは本当にいるんだ、って思い知ったの!
咲いた限りで 海棚冬ゆいち 白い薔薇は枯れ離れ、月明かりは消えてしまった。咲いた限りで終わりたかった。
儚イ星ノ、醒メナイ夢。 墓奈井 結芽 星乃くんと出会えたのは奇跡だと思う。この傾いていく灰色な世界に良心が残されているなら、この夢が続いてほしい。
マーガレットの花言葉 Q 元カノに似ていたから付き合った。そんな彼女に渡すはずだったマーガレットは、小春日和に枯れ果てた。
ラブレター らてぃめりあ 素直に「好きだ」って書けばいいんだよ。それで気持ち悪いって、バイバイになって、きっとそれが正解なんだ。
それは、失恋部門 あばばば 先月告白した。返事は今日この図書館の中に54文字で書いてくれているらしい。

4.青春小説部門
  小説タイトル           ペンネーム        小説の書き出し
たけしな私 蜂葛ウラン 「僕は北野武にはなれない」と彼は冷たいナイフのような声で私を刺した。今回の彼氏は3ヶ月耐えたから新記録だ。
舞台の誓い K      演劇部とダンス部が対立。文化祭での競演が決まり、緊張感が高まる中、両チームは奮起し、それぞれの練習に励む。
新たな足跡 K スポーツの怪我で夢を諦めかけた私。しかし、新たな趣味が私を待っていた。それは、図書室での出会いだった。
青春の隙間 K 教室で友人たちと笑い合う日々。だが、心には漠然とした不安が。将来への不安が、青春の陽光を薄暗く染めていく。
光を求めて K 僕は内なる怪物に負け、闇へと引きずり込まれた。だけど、ある日、友人に誘われ星を見に行き、僕の人生が変わった。
くりかえす ががが 入るつもりのないトイレの便座が勝手に上がったことに無性に苛立ちを覚えた。今日は良くない日だと確信した。
大学一年目の春。 加藤某 金色頭を叩いてみれば、新生活の音がする。
青春テロリズム 清水済 学生最後の修学旅行、国会議事堂を占拠した。報道陣と警察に囲まれて、要求を伝える。「俺たちの青春を返してよ」
アオツミ 墓奈井 結芽 私は何をしたんだろう。正しかったのか。それとも、間違っていたのか。ただひとつ言えるのは、私は青春をしたんだ。
そして梅雨になる 墓奈井 結芽 あぁ、降ってきたか。窓の外に、太い水の線が引かれだす。先々月には雪が降っていたが、季節は雨まで巡ったようだ。
蛍の夜泣き 直江千夜 風鈴が揺れる。当たり前の夏だった。田舎は一面青かった。蝉も母うるさかった。もう誰も知らないだろう。馬鹿者め。
おおみなみ 海棚冬ゆいち 我等や綿毛 乗いん大南風 渡海や隔みてぃん 心結ば 「助けて、せーかー!なんかさ、しに やっけー だわけさー!」
思いを馳せ スピカ 張り詰めた空気の中、試合が始まった。一音、一音に耳を澄ましかるたの札に思いを馳せる。「絶対に私達が勝つ」と。
インタビュー らてぃめりあ 「才能があるのに、なぜ筆を折ったんですか」か。他人の努力を「才能」で片付ける君らには、死ぬまでわからないよ。
『覚悟』 おちゃらティー 昼休みまであと10分。準備はできている。覚悟も。最短ルートで。全てを犠牲にしても。焼きそばパンは二つしかない。

5.冒険小説部門
  小説タイトル               ペンネーム       小説の書き出し
無礼面 辰巳 鵺 吾輩は猫である、らしい。それはこの旅で世話になった二足歩行の生き物達が、吾輩のことをそう呼んでいたからだ。
直美という女 パパ a.k.a daddy 私はプロインスタグラマーの直美。究極の「いいね」を求めて南アルプスへと向かう。
舌鼓バッティング パパ a.k.a daddy パクッ。「んっ!美味い!」俺の喉ちんこランナーコーチがすかさずGO!のサイン。急げ!早く胃に送り込むんだ!
遺跡のなぞ K 古代遺跡で謎の石板を見つけた探検家たちは、それが指し示す秘宝を求めて危険なジャングルへと旅立った。
未知の扉 K 少年は空き地で古い鍵を見つけた。その瞬間、鍵は光り輝き、不思議な扉が現れた。少年は勇気を出して扉を開けた。
夢老人(ゆめおいびと) 日進一歩 目覚し時計に嫉妬している。だって彼はいつも決まった時間に求められる仕事をするじゃないか。僕には出来ない。
湖の森林 みょん あれは夢じゃない。たしかに僕ら五人は夏の八日間をそこで過ごしたんだ。ありもしない世界で。
ドリームランドの大冒険 清水済 喋る猫に従ってトンネルを抜ける。白い雲が過ぎ去って、優しい春の風が走り抜けた。そこは、夢のような世界だった。
JEWEL SWEEP OFF 墓奈井 結芽 宝探しに出かけよう。彼はその日、突然言った。僕の気だるげな脳は遍く戯言だと感じたが、どうやら彼は本気だった。
シハイ解く、チギリ紡ぐ 墓奈井 結芽 逃げなくちゃ。その思いだけで走った。狙ってくるいくつもの影から逃げて、隠れ続ける。逃亡の日々はまだまだ続く。
天使のハシゴ、故障中 直江千夜 「やぁ!そこの君!何をしているんだい?天使のハシゴは壊れてるぞ?なぜ泣くんだ?」男は私の邪魔をした。最悪だ。
Great journey 榑林 雪が降る街灯の下で一人の男が座り込んでいた。土に汚れた外套を纏った男の手足は力を失い、二度と動くことはない。
移り気な らてぃめりあ 私だって騎士として、お姫様を助けにいくんだ。まずは食料を調達しないとな……。あ、蝶々だ、かわいい。まって!
baby prison break マイケル・スコフィールド 「外の世界見てみたくない?」「みたいけど、ここからは出れないよ」僕は君を助け出すよ。脱獄不可能な保育器から。

小説の書き出しコンテストの作品を募集しています ※募集は終了しました※

6月3日(月)より、学生を対象に、3キャンパス図書館合同企画「小説の書き出しコンテスト」の作品を募集しています。恋愛小説やミステリー小説などをテーマにした「小説の書き出し」を書いてみよう、という企画です。応募者には参加賞があります、また応募作品の中から、投票で選ばれた「小説の書き出し」を書いた学生に図書カードを贈呈します。
ひとりで複数の作品を応募してもOKです。ぜひ応募してみてください!

  応募受付期間:6月3日(月)~6月28日(金)17時
  対 象 : 浜田キャンパス学生
  応募用Forms:https://forms.office.com/r/6Afzy9XxiU
  賞 品 : 図書カード(3キャンパス全体で各部門1位の方に図書カード3000円分を贈呈) 

≪ルール≫
・54字以内(句読点も1マス)のオリジナルストーリー
・小説の書き出しに合うテーマを下記5部門の中から一つ選択
①ミステリー小説、②恋愛小説、③恋愛(失恋)小説、④青春小説、⑤冒険小説
・小説にタイトルをつける
・1人複数作品の応募も可能

応募方法は下記≪A≫≪B≫のどちらでもかまいません。作成しやすい方を選んでください。

≪応募方法A≫
①図書館においてある応募用紙を用意する
②54字以内(句読点も1マス)で小説の書き出しを考え、応募用紙に書く
③次の内容を明記する
応募部門、小説のタイトル、学科、学籍番号、氏名、ペンネーム
④図書館カウンター横の応募BOXに投函する(複数応募OK!)

≪応募方法B≫
①『小説の書き出しコンテスト』応募用Formsを開く
https://forms.office.com/r/6Afzy9XxiU                     
②54字以内(句読点も1マス)でストーリーを考え、応募用Formsに入力する
③次の内容を明記する
応募部門、小説のタイトル、学科、学籍番号、氏名、ペンネーム
④送信する(複数応募OK!)

≪審査方法≫
応募作品を図書館ホームページと展示コーナーで紹介し、ウェブ投票により5部門それぞれの優勝作品を決定します。

※応募作品や作品の一部、ぺンネームを図書館内の掲示やホームページで紹介させていただくことをご了承ください。氏名は公表いたしません。

たくさんのご応募をお待ちしております。

また、展示コーナーでは
創作が好きな方、なかなか文章が書けない、どう組み立ててよいかわからない、小説を書くのは初めて!の方にもオリジナルストーリーを作るコツや文章を綴るテクニック等が書いてある本を紹介しています。
「小説の書き出し」に挑戦したい方、「書いて伝える力」を身につけたい方はぜひ手に取ってご覧ください。

小説の書き出しコンテスト展示図書リスト