平成25年度地連カフェ

平成25年度地連カフェ

第5回 OPEN!(平成25年5月8日開催)

 浜田キャンパスカフェテリア2階にて第5回地連カフェが開催されました。今回の目的はサークルや個人の話を通じて多角的な面から1年生にアプローチすることです。先輩とつながりを作り、色々な活動に参加して最高の大学生活を送ってもらいたいという願いを込めて開催されました。第5回のメニューは、先輩達がその第一歩を踏み出すきっかけ作りをする形で各団体、サークルによるブースごとの活動紹介(第一・二部)、そして個人ごとの活動報告(第三部)でした。学生主体の企画・運営がなされ盛り沢山の地連café Timeとなりました。

サークル紹介 カフェ全体図

【第一・二部~各団体・サークルによる活動紹介~】

6団体による活動報告がなされ、それぞれのボランティア経験を踏まえた先輩達によるサークル活動でのきっかけ、活動への想い、悩み、醍醐味について紹介いただきました。参加サークルは、「はまでぃあん」「しまえっこ」「わさび計画」「ハイキング」「県大ねっこわーく」「BBS」でした。

【第三部~聞ききれ!話しきれ!!お気に入りの先輩を見つけよう!~】

  10名の先輩によるボランティアを含む地域や海外での活動体験の紹介がなされました。

●倉田さん「都会と田舎の地域を歩く-一人旅で出会ったもの-

●谷口さん「海外企業研修@インド」

●黒木さん「地連活動のすすめ~100回以上のボラ活動を通して~。各種研修、講習、資格、他大学とのつながり。」

●佐竹さん「ボランティアを通してできた人間関係、人材活用」

●小暮さん「県大でボランティアをする意義」

●豊島さん「アジア一周体験記」

●川本さん「県大ねっこわーく@島根と災害ボランティアについて」

●有間さん「地域とかかわる部活」

●林下さん「ハイキングを通して地域とつながる」

●青川さん「わさび活動」

 今回はボランティアという活動の枠を超え、それぞれが地域・海外での経験を通じ、この大学生活で獲得した「もの」「こと」を後輩に伝えてくれました。

参加者50名と多くの方にお越し頂きました。また企画・運営学生スタッフとして(2年生)黒木大輔さん、谷口由記さん、小暮里奈さん、有間健次さん、倉田敏宏さん。(3年生)藤本みのりさん。(4年生)佐竹亮祐さん。 皆様ありがとうございました。(文責:田中恭子)

 第6回 OPEN(平成25年10月4日開催)

浜田キャンパスカフェテリア2階にて第6回地連カフェが開催されました。今回のテーマは「ボランティアを語ろう」です。国内のボランティア報告はもちろん、今回は加えて海外ボランティアの報告として国境を越えた取り組みについてお話を伺うことができました。

【国内ボランティア】

「島根・東北活動ボランティア報告」十川ちひろさん(3年)、井上洲さん(2年)

 遠方へ出向いてするボランティア活動について「どんな目的で?どんな気持ちで活動しているのか?」を考えたことをきっかけに、身近に部活動でできるボランティアへ応用して活動し、最終的にボランティアを続けていく人が出てくればいいのではないか、「行動することで考えることができる」という気づきに至った経緯をお話しくださいました。狭い県だからこそ人と人の繋がりがゆくゆくは自分の困ったときの助けになるということを教えてくれました(井上さん)。国内ボラ

 十川さんは東北災害ボランティアへの学習支援の活動後に、自宅に帰宅しないで学校の裏に泊まっている子ども達との会話や、いくら作業しても終わらない現場の悲惨な状況などから、参加前には予想していなかったほど事態が深刻であることを知るにつれ、島根から参加する意義について考えさせられたことをお話くださいました。作業(ハード面のボランティア)から人対人(ソフト面)のボランティアへの移行の難しさについて教えてくれました。お二人の報告まとめとして、楽しんで活動できること『Give & Takeたのしまね』が一番大事であると締めくくっています。

【海外ボランティア】

「国際ボランティアの話」門上貴さん(4年)

 これまでの経験や想いの変化を話してくださった導入から、なぜバングラディシュのNGOで活動するに至門上貴ったのかを熱く語って下さいました。インド一人旅の経験、国際協力の意味や自分のやりたいこと、出来ることは何か?と問い続け、自分の幸福を日々考え発信し続けた結果、自分の可能性を試してみたくなった、これがバングラディシュNGOでのインターンシップへ繋がったとのこと。豊富な海外経験談とそこからの「非日常」的な気づきの数々を臨場感あふれる語り口でお話いただきました。

 3名の報告後フリートークが行われ活発に交流がされていました。

 終了後にはJICA伊藤様より「トンガ 青年海外協力隊~島根から世界へ~」と題し、JICAでの国際協力活動をご説明いただきました。

 スピーカーの皆様、多くの気づきあるお話をありがとうございました。(文責:田中恭子)

第7回  OPEN(平成25年11月29日開催)

    浜田キャンパスカフェテリア2階にて、第7回地連カフェ「ボランティア・プラットフォーム」が開催されました。今回は、ボランティア参加者側の学生と、ボランティア依頼者側の団体が交流し、意見交換を通して、相互理解を深めることを目的としています。ボランティア・プラットフォームは、学生ボランティア報告(第一部)、ボランティア依頼者報告(第二部)、ボランティア団体ブースでの個別相談(第三部)の3部構成で行われました。


【第一部 学生ボランティア報告】

 第一部では、ボランティアに参加した学生が、ボランティアを通して感じたこと、学んだことについて、報告してくれました。報告者の皆さんのテーマは以下の通りです。

●杉本繁純さん(1年)「ボランティアを続けて」現地に行くことで理解が深まり、それによって自分も成長できるため、現地に出ることの大切さを伝えてくれました。

●宮川遼さん(1年)「外に目を向ける」失敗してもそれを教訓に成長できるため、失敗を恐れず外に出て、いろんな人との出会いや新しいことへ挑戦してほしい、と伝えてくれました。

●倉田敏宏さん(2年)「県大の底上げ!!」ボランティアの経験を通じて、新しい出会いや発見があり、それにより成長することができる。今の県立大学の現状は、ボランティアに参加する側としない側に分かれているため、情報や経験を共有する場を作り、県大の底上げにつなげていきたいと話してくれました。

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 【第二部 ボランティア依頼者報告】

 第二部は、3つのボランティア団体から、学生が参加したボランティアの様子や、今後のボランティア情報について紹介していただいた後、学生に向けたメッセージをいただきました。

●村武まゆみさん(国府公民館)ボランティアとは、人助けをすることはもちろんであるが、一緒に参加して楽しむことが重要。国府公民館では、大学生発のアイディアで活動できる地域に開かれた公民館を目指しています。大学生、いつでも大歓迎です。

●石橋留美子さん(匹見町)高齢化や地域住民の減少が進む中、若い学生に地域に入ってもらうことで地域住民が元気になっている。人手不足の補充だけでなく、地域の人と人との交流人口が増加して、地域の人も喜んでいます。

●濱野健一さん(国立三瓶青少年交流の家)ボランティアに参加することで、これまで見えなかったものが見えてくるようになる。新たな発見、新たな出会い、などの「気づき」を大切にしてほしい。三瓶青少年交流の家は国立の施設なので、人材育成の機能を担っている。ボランティア活動の企画・運営に関するセミナーも開催しており、学生を受け入れています。

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【第三部 ボランティアブース】

 第三部では、ボランティア依頼団体ごとに3つのブースを設置し、ブースごとに少人数で意見交換や情報交換、個別相談などを行いました。みなさん積極的にブースに訪れ、具体的な活動内容や参加方法について質問をしていました。  

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 参加者40名と、多くの方に参加いただきました。ボランティアの参加者側と依頼者側が一度に介する場を設けたのは、今回が初めてでした。双方の思いを聞くことで、今後はより満足度の高い活動ができるのではないかと期待されます。今後もこのような機会を増やしていきたいと思います。報告者のみなさま、ありがとうございました。(文責:豊田知世)

 第8回 OPEN!(平成26年1月29日開催)

 浜田キャンパス カフェエリア2階にて第8回地連カフェが開催されました。今回は学生時代にボランティア活動を積極的に行っていた卒業生をお招きし、発表とワークショップを行いました。

【卒業生トーク】

(仲宗根大輔氏 2013年卒 元・BBSサークルメンバー、西日本旅客鉄道株式会社勤務)

浜田でのボランティアを通してのエピソード「自分を変えた人」「社会人になってから活かされたこと」をテーマにお話ししていただきました。 小さいころからの夢を実際の今の職業にしていて、諦めず、夢を持ち続ければかなえられることが伝わってきました。大学生活と社会人の違いや、大学は社会人になるための準備機関であり、延長線上にあることなど、納得させられることばかりでした。『大学生活を悔いの残らないように過ごして欲しい』という先輩としてのメッセージが印象的でした。

【ワークショップ】

針金人生

「針金人生」というワークショップを参加者と一緒に行いました。今までの人生を振り返っての人生の

アップダウンを針金で表してもらい、色粘土を使い自分のイメージでその時期の心境を表してもらいました。

 受験で苦しんだ思い出、海外に行った先輩の人生など様々な生きざまを知ることができました。今回は、国際基督教大学から休校して現在、津和野町役場町長付としてインターン湿布で来られている福井建さんの、針金を何本も繋ぎ合わせて作った作品が面白かったです。参加者同士の仲も深まったようでした。

 次 に付箋を使用したワークショップを行いました。「針金人生」で今までの振り返りをしたうえでの、様々な出会いのエピソードを簡単に書いてもらいました。家族、友だち、高校の先生の言葉など人それぞれ自分自身が変わる瞬間に出会った人は、ずっと覚えていることが分かりました。短い時間で、一人ひとりの生き方を共有することができました。少し恥ずかしい話も発表することで、すっきりした様子の参加者に安心しました。

  今回、企画段階から計画をして、地連カフェに参加したとき、『こんなことをやりたい』と思ったことをやらせていただきました。参加者の人数は少なかったけど、いつも聞けない、生きざまなど楽しくお話しすることができ、温かい和やかな雰囲気になったと思いました。(文責:1回生 青木美奈子)